大会長 挨拶

秋山 寛利
秋山 實利(広島国際大学 学長)
「第29回リハ工学カンファレンス in ひろしま」は、広島県においては初の開催となります。中四国地域においても、2000年第15回徳島、2001年第16回岡山の開催から13年ぶりの開催となります。
 日本社会の医療技術の発達は目覚しく、超高齢社会を迎えたわが国は、世界的に見ても長寿大国として知られています。それとともに、高度化・複雑化する医療現場においては、従来の医療では対処することができない場合も多くあり、単独ではなく複数の医療人が互いの役割を理解し、チームで問題を解決するチーム医療の必要性が高まっています。リハビリテーション工学も、このチームを構成する重要な役割を担っています。
 今回の大会のテーマは、「Made in Hiroshima ・・ひろしまからの発信」です。広島のものづくりを全国からご参加いただいた皆様に知っていただくと共に、関係する企業や団体、大学生、高校生、市民の皆様、そして障害のある当事者の皆様が一堂に会し、お互いの立場を超えた議論が行われることを期待しています。
 広島の8月は原爆記念日で始まります。会場となる呉市も、まだまだ暑い時期ですが、多くの皆様のご参加により、実り多いカンファレンスとなることを期待しています。

実行委員長 挨拶

南山 求
南山 求(広島国際大学 総合リハビリテーション学部長)
 「第29回リハ工学カンファレンス in ひろしま」を開催させていただくことにより、リハビリテーション工学に携わる関係者の皆様と深い絆が結ばれることを感謝しております。 全国的に広がっている医工連携のイノベーションの波は、ここ広島県にも及んでおります。よって、企業、教育施設、福祉施設および行政などのご協力を得ることからこのたびのカンファレンスの準備を始めました。
 広島国際大学では専門職連携教育(IPE)を推進していますので、障害のある方のリハビリテーションを支援する先進的な福祉用具を見学・体験することにより、本学の学生にとって、工学・医学・福祉・教育・行政などに関連したことが学べる機会とします。
 広島県内から出展される企業の展示機器・製品に深い興味を持って知っていただきたく、近隣の市民の皆様および小・中・高等学校の生徒さんに参加を強く呼びかけています。よって、この「第29回リハ工学カンファレンス in ひろしま」が活発かつリラックスした雰囲気のもとに進められるようにしたいです。  リハビリテーション工学に関わりを持っていただける人達の絆が広島からも全国に広がっていくためのご協力を深くお願いいたします。