福祉機器コンテスト2005結果報告

優秀賞(機器開発部門)

  • PCSS(Posture Control Support System)とMutilocomotor
応募者
  • 第一びわこ学園リハビリテーション課 高塩純一
応募概要

脳性まひにより姿勢運動の制御ができないこどもに対して開発をしたPCSSは骨盤帯を支えるユニットと胸郭を支えるユニットから構成されている。それぞれのユニットは板バネによって連結されている。この板バネは第二の脊柱の役割をしており、その板バネに平行して左右から調整可能なゴムベルトによってもユニットを支え、骨盤帯ユニットにある連結部を介して躯体に固定される。これらの機構により体幹が横方向に崩れた時、復元力に作用する。また、体重を封入式ガスダンパーにより免荷することで、足底にかかる圧を少なくすることで無理なく体重負荷を経験でき、足底からの感覚情報を受け止めやすくなる。これらのことが姿勢制御の学習には有効である。