福祉機器コンテスト2010結果報告

優秀賞(機器開発部門)

  • 片手でも食べられる食事の補助具「ステーキ ホルダー」
応募者
  • 明石 一彌 氏
応募概要

人生の楽しみの一つは「食べる事」です。私は、3年前病で右手が不自由になり、それ以来、両手を使ってする食事では苦労をしています。大抵は妻や子供の助けを借りています。 なんとか少しでも自分自身の手で食べたい。その思いで開発したのが、この「ステーキ ホルダー」です。 必ず両手を必要とする料理の代表はステーキや一匹丸ごとの魚です。これらを食べる時 片手は肉や魚を動かないように、押さえています。私はこの押さえる器具を作ることにしました。 開発にあたって、操作が簡単・安全そして衛生面から、 @ 押さえる物は市販のホークを使う。(使用後の洗いが簡単、形が安全)  Aホークは簡単に着脱できるようにする事。(使用後の洗いが簡単、押さえる物でホークを手早く交換) B押さえと離しの動作が簡単に一挙動で出来る事。 C食卓上で使用するため、あまり大げさにならず、コンパクトでセッティングが簡単な事。 等を考慮して作りました。  作品は写真のような形状で、W:100o D:75o H:140o 重さ:100gとコンパクトに出来上がりました。セッティングも皿にクリップ止めで簡単に出来ます。滑り止めがしてあり安定しています。 更に、この作品の押さえる機能を生かし、調理にも安全に利用できるなど広い用途が見込まれます。